『Fate/Zero』第72話感想 物語はゼロに至って第四次聖杯戦争は終結。爪痕を残しながらも生き残った人々はこれからの日常を生きていく
ついにゼロに至って第四次聖杯戦争は終結。このコミック作品の終わりも近い。
ですが後日談とドラマCDのエピソードを語る形でもう少しだけコミカライズは続く感じです。
士郎が切嗣に引き取られてからの生活も描写されていますよ。
ランドセル背負った士郎くんも見れるよ。
士郎と切嗣の二人はこうしてこの日常が自然なものになっていくのだ。
対して遠坂さん家の崩れ去った日常。その中で強く生きていく凛ちゃん。
葵さんは空想の幸せな家庭に埋没して現実の凛ちゃんを置いてきぼりである。
普通の子供なら挫けちゃいそうですが凛ちゃんは強く生きている。
言峰さんはそれが気に入らない
内心でとんでもねーこと考えて凛ちゃんを励ますかのような言葉をかける言峰さんであった。
そしてささやかな娯楽として思いついたことを実行するのである。
例のアゾット剣を凛ちゃんに譲り渡すイベントですよ。
ぽわぽわしたトーン背負ってなんて顔してるの神父
美酒を味わってご満悦の言峰さんの姿がそこにはあった。
楽しんだ言峰さんは聖堂教会のお仕事に戻っていく…のだがその前にやることがあった。
それは冬木の災害での生き残りの子供たちをまとめで引き取ることである。
この少年少女たちがどうなるかは『Fate/stay night』ではご存知の通りである。
今日からここが君たちの住む場所だと教会を案内する言峰さん。
顔を輝かせて珍しい教会をキョロキョロと見渡す子供達。
さあ入りないとにこやかに奈落への扉を開くところでこの漫画での描写はおしまいである。外道!
一歩間違えば士郎も言峰教会行きだったかもしれない。
けど運命は切嗣と士郎を巡り合わせた。藤ねえとも出会った。
大災害から2年。かけがえのない日常を経て少年は成長していくのである。
既にこの年から毎日の献立からカロリー計算まで行う士郎は只者ではない。
そして子供に子供舌って言われる切嗣なのであった。
父親と姉との穏やかな生活。しかし士郎の心には大災害の記憶がくすぶり続けている。
常に付きまとう死のイメージ。
士郎は生きているという実感というか手綱のために魔術を求める。
自分には魔術が必要だと涙ながらに切嗣にそう懇願する。
士郎の状態は切嗣もよくわかっている。だからこそ悩んでいる。
息子には魔術なんて必要ないとのスタンスだが士郎の状態は深刻だし声も無視できない
父親として揺れる心を抱えて切嗣は対処方法を考えていくのであった。
というわけでFate/Zeroコミカライズ完結直前。
ですがドラマCDのエピソードを今月~来月号に渡って描いていくとのことでした。
まだ早いですが真じろう先生、ここまでお疲れ様でした。
管理人も感想を振り返ったら2011年の2月とかあって6年間という月日を感じて震え申した。
ここまで追いかけてきたコミカライズ、もちろん最後まで見届けたいと思います。
綺礼の顔が愉悦とか通り越して怖い