『Fate/Zero』第73話感想 女子高生藤村大河の若い血潮とお悩み相談室で答えを得た切嗣は覚悟を決めて士郎に魔術を教える
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ヤングエース2017年5月号より
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道場で稽古する藤ねえと切嗣。勝負を制したのは藤ねえだった。
稽古であり尚且つ切嗣の体が蝕まれているとはいえ女子高生の腕前は凄かった。
この時点で冬木の虎はその片鱗を見せていたのだ。
切嗣もその女子高生離れした腕前に感心するばかりである。
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そんな藤ねえが切嗣からの相談にのるのが今回のお話。
相談事とは士郎に魔術を教えるか教えないかの悩みである。
粘り強く魔術を教えて欲しいと懇願する士郎をどうすべきかずっと考えていたのだ。
随分悩んでいてもう女子高生の若さにも頼りたくなるくらいだ。
そんな切嗣の悩みを解決するために藤ねえもまた本気になるのであった。
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相談のお茶請けは士郎の手作り羊羹。
この歳でここまで出来る士郎ってあ恐ろしい子だ。
だが本人にとっては料理の腕前だけでは足りない。
どうしても切嗣から魔術を教えて欲しいのだ。切嗣も悩む
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魔術のことをぼかした例え話による悩み事相談。
要するに魔術を教えたら大変なことになるのではないか?
つまり結局のところ士郎の人生を考えて悩んでいるのだ。
そんな危険な可能性を持つ子供に藤ねえはどう対応するのかというと…
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素振りだけ教えよう
それこそずっと教えなければ独学で変な方向で学んでしまうだろうから
教えはするけどもう基礎さえ無視した使い物にならない出鱈目を教えると。
このやり方の素晴らしい点は剣道と違って魔術の鍛錬は当事者のみしか知らない。
他の誰かに教えてもらわない限り発覚しないというところ。
士郎がおかしいと他の誰かが気が付くのはずっと先になるのだ。
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切嗣はそれでも士郎のことを第一に考える。
要は時間を無為に消費させることになるのではないかと。
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デタラメも本物になればすごい
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この考えを女子高生の頃から持っているとは藤ねえは本物である。
迷っていた切嗣の背中をも押してしまいました。
とはいえこの道を歩き続けるなんて普通は無理であろう。
それこそ途中で諦めてもおかしくないのだ。
だが剣道に限らずスポーツは何かしら目標や達成感など楽しいからやるのであろう。
士郎にとって魔術の鍛錬は何か明確な目的や楽しみのためにしているのではない。
教えと鍛錬を士郎がずっと続けるのはみなさんもご存知の通りである。
こうして士郎は切嗣から魔術を教わることになった。
切嗣はやめてもいいと念押ししているけど士郎の顔は輝くばかりである。
魔術師にはならないように「魔術は自分の為ではなく他人のために使う」と諭すのも忘れない。
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そして与えられた言葉
何の気なしに切嗣がイメージとして発言した「トレース」「スイッチを入れる」という言葉。
これが土台となって士郎はついに運命への道を歩き出したのであった。
というわけでアニメBDbox特典ドラマCDのコミカライズでした。
そしてついに次号は最終回とのことです。
もうすぐお別れ…真じろうさんの『Fate/Zero』コミカライズを見届けよう。
それにしても今回は藤村大河が可愛すぎた。
藤ねえの腕前って式と同じなんだっけ