漫画版『Fate/stay night[HF]』第23話感想 徐々に侵食されていく日常で葛木宗一郎に迫る間桐臓硯の奸計
ヤングエース2017年4月号より
久しぶりになるのであらすじを語ります。
セイバーと共に聖杯戦争を戦う決意をした士郎。
日常を過ごしながらやって来た戦いの場面は慎二が引き連れてライダーさんとのエンカウント。
なのだがあっさりと決着はついた。ワカメが悪いよワカメがー。
その場は間桐臓硯が現れて流れてしまった。
だが間桐の家が魔術師の一族であることを知って心配するのはやはり桜のことであった。
というわけで士郎は慎二がマスターだった件も含めて凛ちゃんに相談だ。
事が桜のことだけに凛ちゃんもついうっかり口を滑らしてしまう。
そして桜のことを相談しに来て凛ちゃんも意識してしまう男の子の士郎であった。
桜のことも既に女性として意識しているけどその感情が大きくなるのはこれからである。
凛と士郎の二人に心配されている桜は葛木宗一郎先生のところに居た。
クラスの提出物をまとめて持って来たというなんてことのない学園風景。
だが聖杯戦争のマスターには日常においても常に危険が付きまとうのだ。
そう、このコミカライズでは葛木宗一郎がどのようにしてやられてしまったのかを描写している。
自らに襲いかかる蟲を瞬時に潰してみせた反応は中々に思える。
しかしこれを単なる羽虫と思ってしまったこと。
そして命に関わる即効性の毒をこの蟲が持って居なかったことで判断が遅れてしまった。
気がついたときには間桐臓硯の術中であった。
この小さな蟲は臓硯のもの。
大した力も持ってなくて魔術師にとっては本当に羽虫みたいなものである。
魔術師なら無意識で防御できるレベルの脆弱な呪いしか持ってないという代物。
そう「魔術師には」です。魔術方面からきしな葛木宗一郎には効果的であった。
これほどあっさりと臓硯に仕留められるあたりやはり相性か。
キャスターが近くに居ればこんなこと絶対に無かったんでしょうけどね。
冷静に分析する先生
そんな場合かー!はやくキャス子特製のものと思われる秘薬を飲むんだー!
だが既に手足もろくに動かせず、デスクに置いてある小瓶にも手が届かない。
朦朧とする意識の中で最後に葛木宗一郎はキャスターに謝罪して果てるのであった。
そしてキャスターには絶対に勝てないであろう臓硯の搦手はまだ始まったばかりだ。
そしてその日の放課後、士郎もまた魔術戦を仕掛けられたら勝てない相手と出会っていた。
イリヤ可愛い
イリヤは士郎と会えて嬉しいだけ。
士郎も警戒する気持ちはあるけどその雰囲気が気になっている。
そして商店街のど真ん中で抱きつかれまくって周囲の視線と世間体も気になっている。
とりあえず話をしてみようと士郎はイリヤと向き合っていくことになるのであった。
というわけで葛木宗一郎の退場の経緯が描写された話でした。
でも葛木宗一郎はまだ役目があるというか臓硯の奸計の本領発揮というか。
とりあえず小次郎とキャス子にはつらい話になる。
辛いけどここから先の描写がどうなるのかは注目の一つですね。
丁寧にコミカライズしてくれるタスクオーナ先生を応援しつつこれからも追いかけたい。
ロリコンでイリヤ・・・