アニメ『Fate/stay night[UBW]』第7話感想 佐々木小次郎の剣技に台詞回しに所作が雅にして流麗!アーチャーの名台詞「理想を抱いて溺死しろ」もついに出たぞ!
背中で向き合う士郎とアーチャーが最高にいい
キャス子さん理論、剣豪ならセイバーの相手をしつつアーチャーも押しとどめるべき。
剣豪を名乗らせるには実力不足なんて言われてますが、アサシンは剣技なら第五次で最強にござる。
ちなみにこの時点でランサーやライダー、更にバーサーカーさえも追っ払っているのだ。
山門という地形にキャス子の援護の功績もあるだろうがかなり優秀な門番である。
その剣技をセイバー相手に披露してくれたけど、いやはや優雅にして華麗。
されどその太刀筋はすべて首狙いという容赦のないものである。
アニメでもちゃんと首狙ってましたね。美しくて何度も確認してしまった。
もうリアルな殺陣が凄すぎなんですよね。
セイバーが刀を掴むんですけど、それを柄頭への掌底打ちでセイバーの手を切り弾いたところなど
最初はわからなかったけど何度か確認してそれがわかった時は感嘆しましたよ。
アーチャーとキャスターのやり取りと戦いも良かった。
悪ぶってるけど煽られなれてないのでアーチャーの魔女発言にぐぬぬってするキャス子かわいい。
可愛いけど実力も、その容赦のなさも本物である。そこを含めての可愛いんだけどね。
キャスターの魔術は限定的な条件下のみとはいえ魔法の域に達しているんですよね。
それはすなわち、この柳洞寺の中ならばキャスターはやりたい放題なのだ。
っていうか柳洞寺が大変なことにー!
原作ではキャスターの魔術がどれだけチートなのか説明されている。
キャスターがアニメで雨のようにポンポン降らせてた光弾はAランクの魔術。
魔術師なら1分、高速詠唱を用いても30秒は必要なのさ。
まあ神代の魔女である彼女は見ての通り一秒すらかけずに連射できる。そうチートなのである。
Aランク相当の大魔術を雨のように連打するとは…やはり天才か。
つままれ士郎
アーチャーが士郎の首根っこをつかんでぶら下げてるじゃないか。
更に喧嘩まで始めたらこれはもう映像的に笑うしかないw
年相応にガキっぽくアーチャーに反論する士郎いいね!
アーチャー関連は士郎のモノローグも合わせて見ると更に面白いんですよね。
いいから離せってアーチャーに対する訴えも足手まといになる事が耐えられないという理由から。
まったくこの士郎は。
そしてキャスターに似た者同士とか言われて声をハモらせる二人。
まったくキャスターの前だというのにまた言い合いを始めましたよこの二人。
まあアーチャーのが上手なので士郎が突っかかる形になりますけども。
それでも士郎はアーチャーのこと気に食わないけどきっかりと筋の通ったヤツだと評価している。
キャスターに誘われた時も疑いもなくアーチャーは遠坂を裏切るような真似はしないと確信しているぞ。
なんというある種の信頼感。
理想を抱いて溺死しろ頂きました
背後からズバッと斬られた士郎は原作だと背後を見せないようにしてヨロヨロと歩くのですが
アニメだとすごい這ってましたね。
いくらでも追撃するチャンスあっただろうに、それをせずアーチャーがただ見ていたとすれば
その複雑な心のうちも伺い知れるというものである。
士郎は士郎で命の危機にアーチャーの双剣とその剣技に見とれてるしまったくこの二人は。
燕返しキター!
太刀筋がまさしく三本まったく同時に出現。その名も多重次元屈折現象。
キシュア・ゼルレッチのルビを見たとき興奮した型月ファンは多い。
セイバーが直感で小次郎の技の恐ろしさを知る描写も良かった。
でもこの時点で披露したのは二の太刀までの不完全な燕返しのハズですよね。
まあアニメでそこまで説明すると尺が長くなるので変更は納得のいく話である。
それにしてもこの燕返しを大したことだとは本人が思ってないというのが恐ろしい。
「人間50年、剣だけ振っていれば、このぐらい可能だろう?」
人域を超える魔技をそう簡単に(50年の修行ありきだが)習得できたら侍怖いってレベルではない。
ある男の記憶ここで来るか!
そう、ある男は目に見える人々を救うため、世界と契約し英雄となったのだ。
ところで先ほど全てを救おうとした男が士郎に何か仰ってましたね。
それにしても凛ちゃんの登場これだけだよなんてこったい!
それにしてもこの侍、雅である
台詞もそうですが所作のひとつひとつが様になりすぎてカッコイイ。
セイバーの侘びを受けてからの小次郎さんの表情の変化なんてえらいイケメンだ。
ここの会話は上手いことセイバールートと凛ルートを合わせてきてますね。
この時点で小次郎さんに騎士王って言わせないための変更でもあるのかな。
構成もそうだけど映像ならではの改変など上手くて素晴らしいですね本当に。
今宵最後の戦いである小次郎vsアーチャー。うむ、ここもカッコイイ。
実は士郎さん、この剣舞に目を奪われている。それも小次郎ではなくアーチャーのだ。
小次郎の剣技は何が何やらよくわからんけど、アーチャーの剣なら自分でも届きそうな技量だと。
この一連のシーンで見たものや、芽生えた想いなどは後々重要になるんですよね。
それにしても小次郎の剣技だけでなくアーチャーの剣技に凄すぎである。
これに「俺でもなんとか届きそうな技量」と評するあたり士郎さんもヤバイよね。
更に士郎さんアーチャーに切られたことは怒ってないというのだから
その異常さがわかろうというものである。
しかも協力関係はあくまで凛と士郎のものという意味ではあいつの行動は裏切りではないときた。
アーチャーに切られたときの描写は原作と違って士郎はすごい這ってましたが
それはここで士郎の歪さを際立たせたかったからなのでしょうか。
士郎を細かくちゃんと描写しているのは本当に感謝。さすがufotableさん。
ちなみにこの時点で傷はもう殆ど塞がっているが
オチを見るにいくつか開いちゃってそうですねw
いいじゃないかぁ!ワカメってのはこうでなくちゃぁ!
次回はワカメ大活躍の予感。
アサ次郎かっこよすぎでござる