小説版『Fate/strange Fake』2巻感想 新しいセイバーは男前で良いキャラして強くてちょっと天然かっこいいぞー!新英霊も登場してキャラが増えれば増えるほど面白い!
型月ファンであればあるほど面白いFake
オマージュネタも散りばめられた素晴らしき「Fate」シリーズです
※ネタバレ要注意
白い女に言われて戦場にやってきたそうですが
彼女にしか見えない赤ずきんも意味ありげにちらついてますね。
さらに魔術師の余興で殺されそうになったところで今度は黒いローブの女(アサシン)に襲われる。
色で表現できる女性に縁がある綾香氏、まあ偶然なんでしょうけどもw
セイバーさんのおかげで殺されることも、逮捕されそうになることもなかったよやったね綾香ちゃん。
代わりに逮捕されてくれるセイバーさんなんてカッコイイ。
鎧装束のまま連行されてTVニュースの生中継にまで堂々たる姿を見せるほど。
手錠をかけられてるとは思えないほど威風堂々と謝罪と賠償宣言もしてパトカーに連行。
現場に居たフラットがインタビュー受けて「教授やライネスちゃん見てるかなあ!」とフリーダム。
そのTV中継は魔術師から見ればかなりアレで、事後処理中のファルデウスさんがしばし固まり
自分は敵魔術師の幻覚でも見せられてるのかって疑うくらいなのであったw
問題のセイバーさんは強い。
最初にアサシンと戦うことになったのだが難なく退けてしまいました。
アサシンだって相当に強いというのに、やはり正面からの戦いは分が悪いということかな。
それにしても数十人に分身したかのような動きをして攻撃の瞬間に姿を消すというのを見て
まるでドラゴンボールの残像拳ないし攻防のようだと思いました。
あとセイバーさんが現代の歌劇場は脆いなって言ってましたが
昔のオペラハウスはエクスカリバーぶっぱなしても崩落しなかったというのかw
そんなセイバーさんはとても良いキャラしてると思います。
綾香の潔白を証明するために自ら逮捕され、無辜の民に対しても誠実であるその在り方。
警察に取り調べ受けるあたりでもういい人だなーって確信しましたよ。
あとこのセイバーはちょっと天然入ってるぽい感じでそこもまた良い。
そして円卓の騎士とは違ったアーサー王のファンってところが面白いですねw
問題の綾香さんはいつ頃にセイバーを認めるのかが楽しみです。
「いいから俺に黙って助けられろ」
このセイバーは人気でると管理人の未来視が申しております。
セイバーがアサシンに対して有利だったのは彼自身の要素も大きそうです。
なんとこのセイバーは山の翁に連なるものたちを知っているそうです。
アサシンの出で立ちと宝具の力の流れでそれを見抜き、
そしてアサシンと彼の知り合いと思われる「ロクスレイ」の身のこなしを比較。
ロクスレイといえば…ロビン・フッド!
ある作品ではリチャード1世の配下にロクスレイという騎士が居て
ロビン・フッドが死んでしまったロクスレイになりすましてフランス軍と戦う話もあったりするぞ。
ロクスレイの知り合いということは、やはりこのセイバーはやはり獅子心王なのかな?
そしてこのセイバーとんでもないことをやってまして、エルキドゥがそれを感じ取っています。
>……変わった気配を感じるね。
>強い魂の周りに、七つの魂が従属してる。
なんと本人も強い上に七つの英霊を従えている…だと…!?
いやまあ英霊だって明言されてませんのであくまで予想なんですけども。
アサシンの戦いでも影から矢の射撃で援護してましたよ。
魔術を使える人も居るみたいで、もしかしてこの人だけで全クラス保有してるのかな?
かつてのA氏がサーヴァントを色々と使える設定がありましたけど、こうきたかーって感じですよ。
相手はそんな規格外なのにアサシンは勝てなかった己の未熟を恥じるばかり。
偉大なる長のみなさんなら、難なくセイバーを仕留めていたのに弱い自分が情けないと。
…アサシンちゃんの中でハサンが凄いことになってる!
逮捕されたサーヴァントは聖杯戦争を見渡しても珍しいらしい。そりゃそうだ。
しかも偶然とはいえ、マスターの一人である警察署長の懐に入り込んだぞ。
署長はギルガメッシュ対策とキャスターの要望で頭が痛いのに悩みの種が増えたというわけだ。
しかも、セイバーの場所はTV中継までされてるから他のマスターは警察署を襲撃する可能性もある。
キャスターはカジノで遊ばせろよーってワガママ言うし、オーランドさん苦労人すぎてもうねw
>「まったく……闘争中にカジノに行く英霊など居てたまるものか」
署長!カジノにギルガメッシュが!
あらすじで知ってたから署長のこのセリフにはわかっていても笑ってしまいましたよw
そしてファンの予想どうり英雄王はカジノでも負けなしである。
問題の服装はどんなものかって?
>典型的な「ラスベガスで使い切れない大金を手に入れた若者が調子に乗った」
>という表現がぴったりくる雰囲気の代物だ。
ひどいいわれようだw けど馴染んでるからいいのです。
それにギルガメッシュは威厳のあるところもしっかりと見せてくれますしね。
ティーネに我を敬うのはかまわなし当然だが盲信はするなって言うところは必見。
ペイルライダーさんは今回はおとなしめ。…うん、おとなしめ。
マスターである椿ちゃんを喜ばせるために頑張ってただけだよ
>「ねえ、あの鳥さんも、あなたが出してくれたの?」
>「ありがとう!」
>「わたし、動物ってだいすき!」
椿ちゃんが喜ぶ姿を何度も確認するペイルライダーさん微笑ましい。
次の日、市内各地で動物たちが昏睡状態になり、動物病院はパンク状態になったという。
今回、一番宝具を駆使して戦ったサーヴァントであるところのアサシンちゃん。
色々なザバーニーヤを披露してくれる。今回で初出となるものもあるよ!
本家の使い手との威力の差異について解説もあるのでハサンファンの人は目が離せない。
そんなアサシンが大暴れした場所は警察署。相手はクラン・カラティン。
わりといい戦いを繰り広げてたんですが、やって来たジェスターさんの手により場は更に混沌とする。
ジェスター・カルトゥーレは今回で死徒だと明言されましたね。
しかも相性の問題があるとはいえ宝具を持つクラン・カラティン相手に無双しちゃいました。強い。
そんな死徒の相手をしたのが監督役としてやってきた神父ことハンザ・セルバンテス。強い。
代行者と死徒の戦い…月姫かな?しかも普通に手に汗握る熱い戦いだから困るぜ。
しかもこの代行者は山育ちの上に体の七割が聖別済のサイボークというトンデモっぷり。
教会は人を導くものだから、あらゆる技術や秘術の最先端を収集するのは当然だとか。
EXTRA時空でも聖堂教会は元気にやってそうデスネ。
死徒相手にガチンコかましてどんな代行者よりも強いとジェスターさんに言われたハンザですが
ハンザによると埋葬機関の方々はもっと凄いって言うから驚きである。
>俺は確かに核ミサイルや化学兵器程度のダメージなら貴様らに与えることはできるだろう。
>だが、主の影を歩くあの御歴々は、人間の生み出した兵器など遠く及ばん!
>一人一人が天変地異、主の御業そのものを代行する……。
埋葬機関は化物揃いだって前から知ってたつもりでしたが、管理人の認識は相当に甘かったらしい。
普通に鋼の大地で通用しそうな勢いでござる。
他にも死徒は英霊の生前に関わりがあったのが今回明らかに。
なんとキャスターことアレクサンドル・デュマもその一人だ。
今回で真名が明らかになったのでこれからはデュマと呼ぼう。
といっても間接的に関わっただけで、実際に会ったのはシャルル・ノディエという作家。
座にいるだろうとのことだから、作家系サーヴァントが増えるね!
実際に会って戦ったと思われるのがセイバー。
ある両陣営が戦っている場に乱入して双方の兵士を虐殺したそうですが
その時は両陣営の将軍によって打ち取られたとか。
この死徒の件もセイバーの真名に関してヒントになってそうですよね。
もしも獅子心王なら生前は800年くらい前になりますが…型月ヒロインで当てはまる人がいますね。
そう、800年前といえば処刑人の頃のアルクェイドが一番活動してた時期ですよね。
死徒だけでなく堕ちた真祖が世に蠢いていた危険な時代。
もしそうなら、これ考えた成田さん凄すぎて感嘆ですよ。
そんな死徒ですがギルガメッシュは実際にその目で見てもよくわからんとか。
魔物の一種かなにかだろうとあたりをつけてその後は興味をも失ってますよ。
やはりギルガメッシュが生きてた時代には死徒は居なかったということですかね。
真祖があれやこれやするのもギルガメッシュが居なくなった後になるのかな時期的に。
ティーネがその様子を見て「この人は人間にしか興味ないんじゃ」と言ってましたがその通り。
英雄王は人類史の始まりか終わりまで見届けるのが己が役目だし愉しみなのである。
そしてマスターではフラットくんが吸血鬼と関わりを持っているんですよね。
時計塔の魔法使いに、モナコのカジノオーナーのあの人。
後者とは色々あったって軽く言ってますけどその話だけで1冊できるんじゃなかろうかw
警察署に襲撃かけようとしているジェスターを見て「ほら、いた吸血鬼」って緊張感もないな!
しかしフラットくんは愛嬌あるけど恐ろしさも時折覗かせますよね。
今回で言えば死徒を効率悪いとか言ったりしているところなんかそうですね。
そんな問題児の面倒見てればエルメロイⅡ世の胃もやばいことになるのも道理。
上記のTV中継を見たときの反応も予想通りだったよw
そんな教え子からメールでサーヴァントと契約したって報告と写真が送られてきましたが
時計になったジャックさんの写真送られても意味わかんないよねそりゃw
ついでに他の写真でギルガメッシュを見てかつての聖杯戦争思い出して大慌てである。
今後はフラットくんと連絡を取り合ってくれそうで会話が楽しみの一つですね。
そんな誰から見ても警戒するギルガメッシュに戦いをけしかける謎のアーチャーが登場。
…何?アーチャーはギルガメッシュが居るじゃないか!?と思うかもしれないが。
この聖杯戦争で最初に召喚されたサーヴァントたちは呼び水。
なんと追加で7柱の英霊を召喚するのが目的だったという衝撃の事実ですよ。
ファルデウスも言ってましたが呼び水が砂漠にクレーター作るってんだから突っ込むしかないよねw
結果として追加で7柱の英霊を召喚するのは成功した。
ファルデウスが手にしたのは真アサシン。
真名はハサンだけど問題はクラススキル。なんと気配遮断EXである。
しかも保有スキルもこれまた凶悪で真アサシンとの相性もバッチリである。
ちょっと待って欲しい、亜種聖杯戦争でハサンが対策されてる話は有名ですが
真アサシンがチートすぎて対処できるのかってレベルである。
召喚シーンでもその異質さと恐ろしさをアピールしてきますよ。
ハサン界に旋風を巻き起こしそうな真アサシンは果たしてアサシンちゃんと会えるのかどうか。
このハサンが退場する状況が来るとすれば、彼も口にした「信念」が深く関わりそうですね
ギルガメッシュを襲った真アーチャーですが、
どこかの兄貴風に言うなら尋常な戦いをするタイプではなさそう。
ティーネちゃんを躊躇なく狙い撃ちしまくりですからね。
ギルガメッシュの宝具で事なきを得ましたが。自動防御宝具!そういうのもあるのか!
なんでもエルキドゥと戦うための備えだそうですが、慢心してないと本当になんでもありだなこの人!
しかしだからといって真アーチャーも弱いというわけでもない。
>四方に展開された宝物庫への入口が、まるで竜巻のようにうねり始めた。
>数十、数百、数千という数の宝具が、竜巻の中心に立つ男へと降り注いだ。
>上下左右、360度から射出される、人が紡ぎし地獄の雨。
これに対して無傷でいられたばかりかギルガメッシュを弱いと断じるほどの男である。
実力か、何かしらの相性によるカラクリかはわからない。
だが王の財宝を捌ききったのは紛れもない事実だ。
更にエアまで抜けよって挑発する始末。この男一体何なんだ!
いざ戦いが激化すると思われたら今度は真アーチャーを新ライダー?が殴り飛ばした。
真アーチャーですらわからないのにまた増えたよ!
王の財宝に対して無傷だったこの男を殴れる20代以下の外見の少女。
しかも真アーチャーを外道呼ばわりしているし生前からの知り合いかな?
妙なお揃いの布といい、そこらへんに真名を明らかにするヒントがありそうだ。
真アーチャー
・身長2メートルを越えようかという、ガリガリに痩せた細身。
・濃い色の染料が露出した肌全体を染め上げている
・白い染料で身体に紋様が刻まれてる
・宝具はまるで神そのものが使用していたかのような濃密な神気を纏う布
・ギルガメッシュの知る神とは異質の気配
・エルキドゥから見ても強そうな人と感じられる。
真ライダー(?)
・16歳から18歳前後の少女。少なくとも20は超えてない
・全体的に活発な印象を与える少女。
・髪型がアルトリアさんに似ている(あとがきによれば理由はちゃんとある)
・快活的な肌色の身体。
・衣装は柔らかい布地と革が合わさった独特なもの
・真アーチャーの宝具とされる布とまったく同じものを所有
・同じくエルキドゥから見ても強そうな人と感じられる
作者の成田さんによれば、その道に詳しい人ならすぐにわかるそうです。
管理人は残念ながらさっぱりである。この二人何者なんだ。
ギルガメッシュは戦いに水を差されておこだし、3巻ではどうなってることやらですよ。
そして最後はエルキドゥさんにセイバーが同盟を持ちかけるというところで引き。
組んだら面白いとは思いますけど、ギルガメッシュのこともありますし返事はどうなるんでしょうね。
エルキドゥさん常にギルガメッシュさんの動向を見守ってますからね。
真アーチャーと戦い始めた時もやばそうなら駆けつけようとしてましたし。
何にしろ面白くなってきた!
なんかギルガメッシュを弱いと言うサーヴァント出てくるとか凄いインフレっぽいですが
それに関しては奈須きのこ先生の監修やアドバイスのもとにきちんと進められているのである。
そして「インフレだのなんだのは本編(こっち)がいくらでもなんとかするさ!」という激励の言葉もあり、成田さんも吹っ切れてこの作品を書いているというわけである。
これはまだまだ驚かせてもらえそうですね(ワクワク)
特に笑わせてもらったのが
>奈須さん「エルキドゥだし、AランクなのでオールAで」
>成田さん「それ五次のバーサーカーより高いじゃないですか!メアリー・スーって言われますよ!」
>奈須さん「惑わされるな」
>成田さん「いやでも、カルナより高いんですけどオールAって」
>奈須さん「惑わされるな」
>成田さん「正直私でも『そりゃステータス盛りすぎだろ』って引くレベル……」
>奈須さん「惑わされるなと言っておるーッ!」
>成田さん「ゲーッ!」
>奈須さん「逆に考えるのだネメ●スよ……オールAが基本で、
例えば筋力をA+にしたら他の部分がマイナス2ランクされるのだと……」
>成田さん「なんという冷静で的確な設定構築力なんだ……!」
1巻もそうですが、あとがきのネタだけでも相当に面白いから困りますw
なんというかあっという間に読破してしまいました。
ボリュームもあってキャラも設定も詰め込みまくり、物語も面白くて文句なしの大満足。
だけど足りない、もっと読みたい。読めば読むほど面白くなるから困りますよ。
いや困らない、もっとやってくれと引き込まれる1冊でした。
これでもまだまだ役者は出揃ってなさそうなのがヤバイですよね。
さぁて3巻では誰が大暴れするのかなー。
>四方に展開された宝物庫への入口が、まるで竜巻のようにうねり始めた。
>数十、数百、数千という数の宝具が、竜巻の中心に立つ男へと降り注いだ。
>上下左右、360度から射出される、人が紡ぎし地獄の雨。
アルトリア、エミヤ、ヘラクレス、ランスロット「「「!?」」」