漫画版『ロード・エルメロイII世の事件簿』第15話(後編)感想 男子禁制の旅!?ライネスとグレイが友人としての仲を深めて向かう時計塔の社交会
グレイちゃんはあんまりいじめない様にしているライネス
今回のエピソードではグレイに用があって会いに来たライネス。来てみたらⅡ世の靴を楽しそうに磨いているグレイがいたのでそこからエルメロイⅡ世の話が弾む。ライネスがグレイと楽しみを共有したいからと靴磨きに興味を示すのいいよね。ロード・エルメロイⅡ世を見るとついついからかいたくなる義妹
ろくでもない案件の後だからⅡ世の態度もつれないものである。しかし引き続きライネスはそのろくでもない案件を持ち込んできているのだから無視はできない。要件がグレイをちょっと貸してくれというものだから余計に黙ってはいられないのだ。義兄からの忠言
契約に縛られている自分自身ならともかく、エルメロイ教室の生徒は君の手勢ではないぞと。一部の魔術師にはロード・エルメロイⅡ世が弟子を率いれば時計塔の勢力図が変わるなんて言われてますが、本人にはその気がないのがよくわかる言葉ですね。そしてライネスとしてもそんなつもりはなく、社交会に誘われたからその護衛としてグレイを借りたいという話でした。黄金姫、白銀姫、お披露目の社交会
美しさとは何か?それは個人の美的感覚から大衆の流行や数学的な証明の話にもなってくる。そのあたりの講義は漫画でも詳しくⅡ世が説明しているので割愛。社交界はそんな常識から隔絶した存在をお披露目する場所。それこそが黄金姫と白銀姫である。さらに時計塔の社交会といえばきな臭いというレベルではないのでトリムマウの他にも頼れる護衛が欲しいライネスであった。お兄ちゃん「自分で頼みなさい」
お前とグレイは生徒という意味では同輩だろう?私に要請するんじゃなくて直接頼みなさいとのお言葉。…すごい常識的な意見だし友人の有無にまで言及するとか義兄も痛いところを突いてライネスも困惑。グレイちゃんが「引き受けてもいいですけど」とお返事をしたら喜んだりとここのライネスちゃんは年相応で可愛い。ライネス「死ぬ前に私と子作りしていかないか」
グレイを借り受ける他に義兄へのお願い事その2。まあこれはからかいのネタのようになっているが、ロード・エルメロイⅡ世が第五次聖杯戦争に参加したがっているという周知の事実がありまして、参加することになったら死ぬ可能性が高いから子種くださいという話である。まったく義兄をからかうのが大好きなんだからこの義妹は!グレイとライネスの友人同士で行く旅
行き先が危険な社交会の開催場所とはいえ楽しそうに話している二人を見るのは微笑ましい。グレイも今回の頼みごとを引き受けたのは時計塔のことをもっと知りたいから。Ⅱ世の傍にずっと居るのなら必要なことでしょうからね。こうして二人の友人関係は本格的に深まっていくことになります。グレイとライネス…いいよね。
子作りすると聞いて