【FGO】ギルガメッシュ(キャスター)の絆礼装を紹介。遙かなる過去。 古き神の時代。 神々の王がマルドゥークではなく、エンリル神であった頃の事である
天命の粘土板
ギルガメッシュ(キャスター)の絆礼装よりイラスト&解説テキストとステータスを紹介します。
- 協力してくれたマスター:ふらふろ氏
ギルガメッシュ(キャスター)の絆礼装のステータス
ギルガメッシュ(キャスター)装備時のみ、自身がフィールドにいる間、味方全体の宝具威力を20%アップ
「天命の粘土板」の解説
遙かなる過去。
古き神の時代。
神々の王がマルドゥーク(メダロック)ではなく、
エンリル神であった頃の事である。
或る怪鳥がいた。
アッカドに於ける名はアンズー、
シュメールに於いてはイムドゥグドと呼ばれる。
嵐の魔であり、巨大な雲と強風の顕れたる神であった。
この怪鳥はエンリル神に仕えていたが、
ある日、主人の入浴中に大宝物を奪い取ってしまった。
するとたちまち万物万象のすべては暗黒に包まれ、世界には滅びが迫った。
怪鳥アンズーが掠めた稀有なる大宝物、
世界と神々とを統べる窮極の王権───天命の粘土板。
是に、怪鳥は触れるべきではなかった。
世界の悉くを危機に陥れたからか。否。
資格なき者が手を伸ばしても王権は応えず、
アンズーは何ひとつとして得られぬが故に。
事実、大宝物はエンリル神の息子たる英雄神ニヌルタに奪い返され、
世界は修復されたのだった。
そして長き時を経て後、人の時代の興りの頃。
大宝物は黄金の都へと収蔵された。
荒ぶる嵐神アンズーは何を想うか。
自らには叶わなかった王権の簒奪を、
神の血を引く人たる英雄王が成し遂げたことに───
神々の王が代替わりするのはどこも一緒か