『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』第8話感想 フランスの歴史に名を刻んだ聖女ジャンヌ・ダルクと王妃マリー・アントワネットの出会いと友情の始まり
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邪竜百年戦争に巻き込まれた国民たち
竜の魔女が座す城からは離れた村なのか、まだワイバーンやサーヴァントの被害には遭っていない。しかしおかしな格好の連中が現れたことにより噂の連中がついにここまでやってきたかと焦りだす。相手は血も涙もない虐殺者…そして村人たちにも暮らしがある…彼らは立ち向かうことを選択する…!![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-9.jpg)
だが村人たちの心配は杞憂に終わる
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マリー王妃とアマデウスが滞在する村に訪れるカルデア一行
オルレアンでの戦いを有利に進めるためにもサーヴァント反応があるを回ってみようという判断である。するとどうでしょう…あれほど余所者に対して警戒心バリバリだったのが「マリーさんみたいな人もいるし」と警戒を緩めている…!マリー王妃の人徳の成せる業ですね。もう少ししたら村人みんなでヴィヴ・ラ・フランス!ってコールしてたかもしれない。![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-2.jpg)
竜の魔女と同じ顔をしたジャンヌ・ダルクだけは見逃せないほどに有名
そりゃあ当時のフランス国民からしたら有名人ですからね。しかも何も事情を知らなければジャンヌが二人いることもわからない。現地で暮らす人々にとっては邪竜百年戦争とは、地獄から舞い戻ったジャンヌが魔女の力で国を滅茶苦茶にしているという認識なのだ。だから聖女ジャンヌ・ダルクと同じ顔をした目の前の人物を見逃すことなど…できぬ…できぬのだ!![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-11.jpg)
マリーさんの友達なら仕方がないね
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白百合の王妃にしてアイドル、儚き貴婦人マリーアントワネット
会って早々にドクターの食いつきが凄い。ネットアイドルだけじゃなくてこちらもいける口かロマニ!ゲームでの幕間でも凄い入れ込みようでしたネ。漫画連載でこうしてドクターが元気な姿を見られるだけでも嬉しいものですよね。![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-3.jpg)
藤丸立香の考える精一杯のインパクトある挨拶「チーッス」
ドクターに突然の無茶振りになんとか対応してみたものの、おかしな挨拶をしてしまうの巻。マリーさんの反応にドクター、感極まりすぎて尊いとか言っちゃってるじゃないか!このコミカライズの藤丸立香は真面目と誠実さが強い傾向にあるのでまさか採用されるとは思わなかったのだ。とはいえゲームの選択肢をこんな風に描写するとは中々に面白いですね。![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-4.jpg)
マシュの事が気になるアマデウス
『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』はマシュの心情と視点をメインとしたお話。となればオルレアンのこの出会いからマシュが学ぶことは重要となる。このファーストコンタクトからの交流と二人の会話がどう描写されるのか注目したいと思います。そしてマシュの事が気になるとはいえ彼にとっては目下のところ一番の懸念は何でも受け入れて、相手の良いところを讃えてしまうマリーさんの在り方。たまには相手を否定して叱るのも大切だと。これもまた一つの真理ですね。
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マリー王妃なりの罵詈雑言ありがとうございました!
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聖女と王妃ではなく、ただのジャンヌとマリーの友情
お互いの立場を超えて二人はこうして友達となった。ずっと思い詰めていたジャンヌから笑顔を引き出してしまう…これがマリー王妃の力。張り詰めた雰囲気も出会ったばかりの疑念もどこへやら、嘘から出たまことで全て解決してしまいました。マリー王妃には聖女ジャンヌへの憧れもあるのですが、この話ではマリーのキラキラした表情でそれがわかるのが面白い。![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-14.jpg)
マリーさんの友人ならジャンヌでもカルデアでも大歓迎の村人
マリー王妃が愛されすぎである。でも読者としても気持ちがわかるくらいこの話のマリーさんは物凄く可愛い。なんというかこの人がいるだけで本当に所々が輝いているのだ。ドクターが冷静さを失うのも納得できるくらいのアイドルっぷりでござるよ。![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-8.jpg)
聖女ではないただのジャンヌは揺れる麦畑を見る
ただサーヴァント反応を確かめに来ただけでしたが、フランス王家のマリーと出会い友達となり、村娘の服を着てこの光景を見る。生前は生まれ育った村に帰ることは叶わなかったが、サーヴァントになってから原点回帰ともいえるこんな経験をすることになるとは…ジャンヌの心中はどのようなものでしょうか。まったく運命ってやつは面白い。というか白峰さんのコミカライズが凄い。![](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/FGOMS8-5.jpg)
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それにしても村人の格好をしてもジャンヌってすんごい
©白峰 ©TYPE-MOON
後の同人サークルオルレアンである