漫画版『ロード・エルメロイII世の事件簿』第19話感想 社交界で起きた密室殺人…第一の容疑者となってしまったライネス嬢は真犯人を探すために立ち上がる
イゼルマで起きた殺人の事件現場に集まる関係者たち
魔術師の社交界だから出席者も魔術師だし、関係者も魔術師。この時点で密室殺人なんてあってないようなものだ。大体…全てを知ってる原作読者からすると、この時やけに冷静だなって思う人物に気が付くの面白い。事件現場で探偵小説は嫌いじゃないとか愉快だなって笑いだす橙子さんのことはそもそも犯人とも思わないであろう。一応の容疑者であることも忘れている橙子さん
エルメロイの姫が疑われる方向に
来たくもない社交界に顔を出してみたらこの仕打ち。密室殺人だけどライネスの魔術礼装ならそんなの容易いだろうとも言われてしまう。グレイに助けてもらえばこの場の脱出も容易いけど、エルメロイの立場は悪くなること間違いない。見事に嵌められてしまった!ロード・バリュエレータの立ち合いと監視のもとに行われるライネスの推理
この場で一番の権力を持ち、実力も申し分ない。殺された黄金姫の製造者でありイゼルマの管理者であるバイロン卿はエルメロイの姫から自由を奪う算段でしたけど、イノライさんがこう仕切るのなら異論があるはずもない。政治の関係でエルメロイ派にちょっと目をかけてくれてるのが功を奏したか。ライネスからするとロードに監視されてるとか生きた心地がしないでしょうけどね。それにしても老齢の魔術師には珍しいノリの良さとお茶目さである
ホワイダニット(何故やったか)こそが突破口となる。
フーダニット・・・Whodunit(Who had done it) 、犯人は誰か
ハウダニット・・・Howdunit(How done it)、どうやって犯行を成し遂げたか
ホワイダニット・・・Whydunit(Why done it)、なぜ犯行に至ったか
動機にこそ注意すべき。容疑者は全員が魔術師であり、どんな魔術を使用したのかも(何なら誰がどんあ魔術を使うのかも不明)さっぱりだから結局はそうなる。兄上の真似事ではないかエルメロイの姫は散らばる謎を集めるために動き出す…エルメロイの名誉に懸けて必ず真犯人を暴いてみせる!
そのころ2世は転た寝してヒワイダニット