漫画版『Fate/Apocrypha』第8話感想 戦闘に特化したネクロマンサーの実力を見せつける獅子劫界離。戦端が開かれついに主人公の運命も動き出す
コンプエース2017年2月号より
敵陣へと偵察にやってきた獅子劫さんとモードレッド。
黒の陣営は城塞に陣取っているため城の攻略基点となる場所を探しに来たのだが
そんな場所は当然のごとくユグドミレニアも見逃すわけもなく監視区域なわけで
そこへやってきた獅子劫さんとモードレッドの二人は敵との遭遇戦となったのであった。
襲いかかって来たのはゴーレムと戦闘ホムンクルスたち。
獅子劫さんとモードレッドの二人はそれぞれ分担して敵の殲滅にあたる。
モードレッドの相手はゴーレムだがまあ相手にはならない。
このゴーレムは800年モノの羊皮紙が使われていて熟練の魔術師は容易く屠れる代物。
なのだがモードレッドには十数体いても相手には当然ならなかったのであった。
文字通り相手が悪かったのだ。
戦闘ホムンクルスを相手に戦う獅子劫さん。
彼の主武装は銃ではあるが性能そのものに大した意味はない。
獅子劫界離にとって重要なのは自分で加工した弾丸や爆弾となる。
ネクロマンサーの中でも極めつけに凶悪で悪趣味な加工品のお披露目である。
指を加工した魔弾
死霊魔術とガンドの合わせ技による指弾。
この弾丸は亜音速で体温を自動追尾して着弾するというすぐれもの。
着弾したら肉体に潜り込み、心臓に到達したら呪いを破裂するという凶悪さである。
戦闘ホムンクルスは弱いわけではないけどこの魔弾でどんどんやられていく。
相手が生命活動を行う人型となれば獅子劫さんには倒しやすい相手なのだ。
魔術師の心臓爆弾
魔術師の歯や爪なども詰まった特別製の手榴弾である。すごい悪趣味。
そして強烈。密集していた戦闘ホムンクルスは残らずこれにやられて全滅である。
戦闘に特化した獅子劫さんにとっても今回の戦いは容易い部類であった。
その実力はやるなあとモードレッドも褒めるほど。
獅子劫さんもモードレッドの戦いぶりを素晴らしいなと賞賛するのですが
モードレッドご満悦
普通の英霊なら死霊魔術師のサーヴァントって思うところあるかもしれませんが
「要は勝てばいい」な考えな主従のために気にするとこなど何もない。
戦闘面での相性だけでなく精神性まで似通った二人なのであった。
黒の陣営はその二人を見て情報分析タイム。
モードレッドのことは当然ながらサーヴァントゆえに難敵として警戒している。
対して獅子劫さんに関しては賞金稼ぎということで軽蔑の視線が多い。
正しく強さを評価してるのはダーニックとセレニケさんだけであった。
それにしても舌打ちの多い職場ですね
赤の陣営も獅子劫さんとモードレッドの戦いぶりを把握していた。
こちらも様子見。攻めるのはセミラミスの宝具が完成する数日後…のはずだった。
全速前進だ
シェイクスピアの世間話という名の唆しによって勝手に敵陣へと攻め入るスパルタクス。
こうなったらもう誰にも止められない。
しばらく静観するつもりだった赤の陣営も行動するしかなくなってしまった。
こうして事態はどんどん動き出していくことになる。
主人公もついに動き出す
まだこの時は名前もない彼の多くの出会いと戦いの物語が開幕する時は近い。
ところで男なのにこの時の彼ってばなんか色っぽくないですかネ。
勝てばよかろうなのだ