漫画版『Fate/Apocrypha』第50話感想 少女のように赤面するセミラミス様や魔術師をやめるフィオレ…最終決戦を前にそれぞれの陣営で自分の問題と向き合っていく
夢うつつの赤の陣営のマスター達
かつて聖杯大戦を勝ち抜くために集められた精鋭たちは、いまや夢と現実とも区別がつかない状態。ぼんやりしながら世間話をしている有様である。息子の心配をする前に自分のこれからのこと心配したほうがいいと思います。もはや繋がりすらないかつてのマスターを守護するカルナ
マスターとサーヴァントの関係は義理ではなく、契約であり絆だと。言葉も交わしたことのない相手にここまで言えるのはカルナさんくらいであろう。互いの奉仕と信頼さえ成り立たぬ状態なのに最後まで守ろうとしてくれる。カルナさんが居なければ赤のマスター達は生きて帰れなかったに違いない。そして、赤の陣営で唯一まともに主従関係が成り立っているのがセミラミスと天草…女帝セミラミスが少女のように赤面する
あまりにも可愛すぎるセミラミス様。他の誰でもないカルナさんに指摘されて顔を真っ赤にされている…!裏切りの女帝がもう裏切ることができないくらいに一人のマスターに入れ込んでいるのだ。これはカルナさん言葉が足りてますね。でも見ててわかりやすいのも悪いと思います。アキレウスがニヤニヤするのもわかるってものさ。最後の戦いの準備を進める黒の陣営
挑むのなら万全の状態が望ましい。しかし時間をかけると大聖杯の所有権はユグドミレニアの領地を離れてしまう。万全の状態になるのを待っていたらユグドミレニアは全てを失うことになる。魔術師なら…もしも魔術師ならここは犠牲を覚悟で今すぐにでも攻めるしかない。ここがフィオレ姉さんの人生の分水嶺
ここでフィオレが魔術師として戦えば…もう後戻りはできない。だからこそのカウレスの助言。物事の方向性が決まる分かれ目をよく心得た上での発言である。フィオレ姉さんは魔術師に向いていない。むしろかけ離れている。そのことに向き合い、フィオレは万全の状態で最終決戦に挑むことを決めたのであった。ここに居たのが姉弟だけでよかった。フォルヴェッジ家の関係者が居たら絶対に上手くいかなかったことでしょう。フィオレ姉さんの選んだ道に幸あれ。聖女ついに真実を知る
説明しよう!ジャンヌは今までずっとアストルフォを女性だと思っていたのだ!そう彼は正真正銘の男…ジャンヌはその証拠をバッチリしっかり目に焼き付けたのだよ。男性だから湯上りに全裸でもおかしくはない…ない…いやハレンチなのは変わらないか。ちなみに、男の裸だけでなくフィオレ姉さんの入浴シーンもあるので安心してください。
モードレッドと一緒に食事をするジークとアストルフォ
ジャンヌに破廉恥なものを見せつけてひとしきり大笑いしたら次の日は街中で遊ぶアストルフォ。その途中でモードレッドに出会いこうして問答をしている。ジャックちゃんの爪痕が思いのほか深くてジークは人間というものがわからなくなっているのだ。こうして色々な意見を聞いているが、その答えは自分自身で出すしかないのだ。モードレッドも一つの問いを投げかけられる
今まで父上に憧れ、愚直に王を目指すだけだったモードレッド。アストルフォに悪しき王になりたいのか、善き王になりたいのかと問われたことで改めて見据えるようになります。こうしてそれぞれ覚悟を決めたり、悩み続けたり、訪れる最後の戦いに向けて万全の準備をしていく。
ⓒYuichiro HIGASHIDE/TYPE-MOON ⓒAkira ISHIDA
セミ様可愛い