漫画版『Fate/Apocrypha』第47話感想 此よりは地獄。 “わたしたち” は炎、雨、力──殺戮を此処に…「解体聖母(マリア・ザ・リッパー)」が聖女に炸裂する!
暇を持て余した赤の陣営
敵が攻めてくる様子もなく大聖杯の安定を待っている赤の陣営はそれぞれのやり方で暇をつぶしている。その流れで天草四郎とアキレウスは戦うことになった。とはいえアキレウスは全然本気ではない。傷を負っているのも息が上がっているのも天草だけである。本気ではないとはいえあのアキレウス相手によくぞ戦ってみせたものですよね。ギリシャの大英雄が天草四郎時貞の人類救済を問い質す
天草四郎が戦ったことでアキレウスも天草に興味を持った。そして人類救済の願いがどこまで本気かを問いただすのだ。天草の返答は勿論どこまでも本気。誰であろうと必ず救うという強い意志を確認したアキレウスは天草をついにマスターとして認めるのであった。これでも及第点とはアキレウスさん中々に手厳しい。アキレウスは天草をマスターとして認めたけどセミラミス様はそんな大英雄が気に食わない様子。何せ殺気とか飛ばしてましたからねマスターに。天草のサーヴァントとしてはアキレウスの態度はとても容認できぬ!そんな女帝の姿を見てニヤニヤするアキレウス。気持ちはわかる。
だってセミラミス様が可愛いもの
恨みを持たない聖女
人への恨みがない、恨めない聖女。かつて憎しみを持っていたけどなんとか捨てた天草とは違い最初からそんなものすらないのがジャンヌ。これはこれで天草とはまた別の普通ではない在り方。ルーラーになれるような人間はみなどこか普通ではないのかもしれない。聖女のおかげで今があるジーク
ジャンヌが味方してくれたことで俺は生きていける。お礼の言葉だけでは足りないから「俺の体を使ってくれ」とまで言い出してストレートに感謝の言葉を伝えてくる。純粋さな人はこういう時は本当に強い。もう誤解されてますねこれは
ジークとジャンヌのデートを邪魔する暗黒霧都(ザ・ミスト)
もともと二人のデートはジャックちゃんを釣るための作戦だったとはいえ…ジークとジャンヌがいい雰囲気だったのに!二人は容易く分断されてしまった!敵の目的がわからないけどジーク君はとりあえず目の前の逃げ遅れたご婦人を保護する。それが罠だとも知らずに。的確にジークの心臓を破壊する六導玲霞
逃げ遅れたご婦人はジャックちゃんのマスターでした。下手をしたらこれで終わりですがジーク君は普通の存在ではない。負傷しながらも目の前の敵に対して反撃を試みる!
判断が早すぎる六導玲霞さん
まるで熟練の工作員のような立ち回りである。もしも六導玲霞さんが心臓を的確に狙ってなかったら…ここで決まっていたかもしれないというのは面白いですね。とにかくこの戦法は有用であるというのが読んでいてわかります。敵は必勝の準備を整えて挑んできている。つまり…ジャンヌが危ない!
切り裂きジャックの宝具がジャンヌに炸裂する
ジャックちゃんの宝具である「解体聖母(マリア・ザ・リッパー)」…それは「霧の中」「夜」「相手が女性」という三つの条件を満たしたならば必殺の宝具となってしまう!ジャンヌの運命は如何に!という引きである。マスターもアサシンも必勝の策を炸裂させているあたりこの主従の立ち回りは凄まじいものがありますね。それにしてもジャックちゃんのおしりが気になる回でした。
ⓒYuichiro HIGASHIDE/TYPE-MOON ⓒAkira ISHIDA
聖母じゃなくてマグロを解体するんだジャックちゃん!