漫画版『Fate/Apocrypha』第46話感想 街を行くお似合いカップルと化したジーク君とジャンヌを狙う六導玲霞さんの作戦
楽しそうな聖女と緊張している一人のホムンクルス
やけに楽しそうなジャンヌに対してジーク君はリラックスできていない。それはこれから挑むのがデートであるから…ではなく、ジャック・ザ・リッパーをおびき寄せるための囮作戦だからである。これから街を二人でぶらつくお似合いのカップルを演出して作戦開始である。もう既にお似合い感あるけど読者として見守ろう。ジャンヌ・ダルクの合理的かつ完璧な作戦理論
相手の油断を誘うためにもデートを思いっきり楽しもうという提案。なんという冷静で的確な作戦プランなんだ…!なによりこれはジャンヌの依代となっているレティシアの望みでもある。それじゃあ張り切って二人で遊んでみましょうか。屈託なく笑う女の子はいつ見ても可愛いものだ。子供たちと遊ぶジャンヌも可愛い
ジャンヌ・ダルクが普通のどこにでもいる子供だった頃
生前の描写をこうして見られるのもコミカライズの醍醐味。既にこの頃から普通ではないオーラが出ているのではないかね?(某元帥並の感想)でもジャンヌは自分の事を普通の子供だと言う。これに対してジーク君が街にいる子供たちも聖女になる可能性を秘めていると?って言うのが面白い。これに関してはジャンヌも謙遜が過ぎるというか…いや謙遜でもないんですよね。何せジャンヌは本気で自分の事を聖女だとは思っていないんですから。これに関してはFGOでのセミラミス様のマイルーム台詞の反応も好きです。
ジークに感じている聖女たちの不安
ジーク君は生まれたばかりでまだ学習途中ですからね。特に今の彼は仲間のホムンクルスを手にかけたアサシンを許せないという理由でこの作戦に挑んでいる。だからこそ危ういとも言える。相手を完全な悪性と定めて弾劾することは人の手に余ることだと。これを実行しちゃうことがあるのもまた人間というモノ。この「Fate/Apocrypha」の世界では…アインツベルンが別の裏技を使用したので…全ての悪性を背負わされたあの人はついに召喚されませんでしたというのは別のお話。
ジャンヌは頑張っている
ジャンヌの在り方を聞いてジーク君から出てきた拙いながらもハッキリとした素直な言葉。むしろこういうのに弱いタイプなのであろうて。ジャンヌもやっとのことでお礼を言って顔をそらしている。男の子の顔を直視できなくなっている姿が可愛い。アサシンのマスターはサーヴァントに脅迫されているのかもしれない
読者と違って断片的な情報しか手に入らないからこう思うのも無理はない。認識としては暴走したサーヴァントと巻き込まれてしまったマスターという考え方か。六導玲霞さんのプロフィールを見て聖杯戦争に積極的に取り組むような人に見えないでしょうからね。六導玲霞とジャックちゃんは仲良し親子
そこにあるのは他者には入り込む余地もないレベルの絆であった。ジャックちゃんの活動方針も六導玲霞さんが決めているのだ。でもってユグドミレニアが赤の陣営と決戦する前にジャックちゃんを排除したいという敵の考えもあっさりと予想してしまう。どれだけ秘めたポテンシャルを持っているのこの娼婦さん。次回は六導玲霞さんの作戦でジャックちゃんが本領発揮する!
ⓒYuichiro HIGASHIDE/TYPE-MOON ⓒAkira ISHIDA
まぁ普通は脅迫されてると思うよね。
まさかあんなメンタルとは思わないじゃん…