【Fate】物語のハッピーエンド、バッドエンド、どちらにしても読者に納得させるのが普通に難しい
実際はバッド方向にもっていくのも普通に難しいよね
「こうすればその問題3秒で解決するじゃん」みたいになって事件起こすのも一苦労
携帯電話がドラマを書きにくくしたというのも頷ける
「こうすればその問題3秒で解決するじゃん」
↑に対して当時の状況心情下的に絵面通り実行するのは難しかった…みたいな表現描写ができればいいんだけどね。そこまで突き詰めるとやはり書くの難しい。
月姫でもホントに影薄いからな…ポケットの中の汚らわしいもの…
一方、成田良悟はバッドエンドが書けないと悩んでいた
そんな2人を同じ卓に入れたらフラグを立てては折る忙しなさ、そしてきのこはファンブルする
携帯電話がある世代からすると携帯電話が無い方がドラマを起こしにくかったりもするらしい
まぁ、いざという時使えなくなるのは鉄板
作者目線では、実はハッピーエンドに持っていくのもバッドエンドに持ってくのも簡単なんだよ
ただ、「唐突にハッピーエンドに持っていくのを読者に納得させる」のが難しいの
このあたり、バッドエンドは敷居低いけどさ
読者視点ですごい不幸にあったキャラが、「唐突に神の奇跡か何かで異世界転生してチートもらって異世界でウハウハな生活しました!(だから不幸になってないし読者は気にしなくて大丈夫!)」ってやられたら「んんん!?」ってなるでしょ?
キャラを唐突に不幸にする理由は割りと納得してもらえるが、唐突に幸福にする理由はかなり目線シビア
めんどくさいが、「幸福になればいいってもんじゃない」のよ。取ってつけたような救済展開はダメ
個人的には「キャラを唐突に不幸にする理由」もそんなに楽じゃないと思うのよね
急にトラックが突っ込んでも下手したら漫☆画太郎のギャグだし
特に理由のない不治の病とかも上手くやらないともはや陳腐だしさ
あんまり強引に事態を拗れさせると「この登場人物アホなの?」と白けられたり
当の虚淵さんも「ご都合悪い主義」とか揶揄されてることもあった
バッドエンド、理詰めを追究するほど詰め将棋というか、「犯人たちの事件簿」みたいな感じになりますよね。実は社会って簡単に人を破滅させないための制度や道具や環境がけっこう出来てるので
「どう足掻いた所で個人が世界を覆す事なんて不可能だ…」
↓
「なら神の如き力を与えれば良くね?」
って最近は開き直って来てるから
紘汰さんは監督とプロデューサーとスポンサーとサブシナリオライターが容赦無い脚本を頑張って軌道修正した結果だから
逆にぶっちーはハッピーエンドで終わらせるつもりが周りの影響でバッドエンドに振れたのもあるな(まあ元のエンドはまどか視点ではハッピーだけどほむら視点ではバッドだからしょうがなくはある)
TV版:限りなくバッドエンドに近いハッピーエンド
劇場版:限りなくハッピーエンドに近いバッドエンド
いいよねみんなが笑顔のバッドエンド…そんな中でもほむらの敵であろうとするさやかちゃん好き…てかほむらちゃん、ループ数が160回を超えてると自分の一生よりまどかに費やした時間の方が長くなるから、まあああなるよねって。
ほむらちゃん的な「たったひとつの冴えたやり方」なんでしょうねあれは
※劇場版のエンディングイラストの最後とかまんま小説のままですし
キツいEDではあるけどほむらという人間の想いをこれでもかと突き詰めた結果だから納得感がすごい
ロジックとしては「感情をエネルギー源に奇跡を起こせる技術」を最初に出しておいたのが効いたわね
その例、与えられたというか選択の余地がなかったというかそうなるのは主人公も最初は分かってなかったというか...
・虚淵脚本
・戦いはNEVER END 最後の一人になるまでな世界観
・途中で知り合いが死ぬ
・戦ってきた敵の正体が人間
・ヒロインが時を越えて干渉してくる
・最終的に主人公が神になって全部解決する
ネロちゃまはああ見えて悲観的だから「せめて絵空事ぐらいハッピーエンドを求めても良いではないか」と自嘲してるんだよね
管理人、物語の過程における悲惨だったり鬱な展開はアリ(場合によっては好き)なんですけども、最終的に辿り着いた結末がバッドやデッドというのは苦手とする人間でござる。
ただ世の中には、1作完結の作品もあれば、何部作のうち最初がメリーバッドエンド…次はハッピーエンド…というのもあるので、これまた評価が変わってくるんですけどね。
ちなみに少し話題とは違いますが、続編で前作主人公が亡くなるタイプも苦手である。
どうしてみんな幸せになれないのさぁ