TVアニメ『Fate/Apocrypha』第8話感想 黒と赤の決戦開幕で英霊達がぶつかり合い、ユグドミレニアのトップの執念と全ての人間を慈しむシロウ神父の思惑が交差する
ダーニックさんが簡単に説明してくれるルーマニアにおける大英雄ヴラド。
実際に串刺しの光景を見たら怖いし人間かどうかも疑っても仕方がない感じ。
メフメト2世の残した言葉も相まって後世に語り継がれることになる逸話である。
間違いなく偉大な英雄。ルーマニアではヴラドさん吸血鬼扱いすると現地の人も怒るという話。
でもヴラドさん実際に居て伝説を残したルーマニアの王の城が廃墟なのに対して、
虚像の存在である吸血鬼が住んだとされる城は今も観光名所。
吸血鬼の風評被害はもはやどうしようもないほど世界に認知されているのだ。
ところでこのヴラドさんが鎧着ているのカッコイイですよね。
EXTRA的なものに近いデザイン。明るいところでデザインとか眺めてみたい。
黒と赤、互いに雑兵はサーヴァント相手には相手にもならない。
此度の聖杯大戦は対軍宝具持ちが跋扈してるので尚更あっけない。
FGOに毒されてるので宝具をぶっなすシーンは次のターンこれでスター沢山だなと考えた。
サーヴァントの魔力も無限ではないので兵隊はちゃんと意味はあるのだ。
魔力のやりくりもマスターの重要な仕事の一つなのである。
竜牙兵は一瞬で串刺し。
ヴラドさんルーマニアでの知名度補正ボーナスがある。
更にスキル「護国の鬼将」によって領土内においてはAランク狂化に匹敵する戦闘力ボーナス。
そして宝具「極刑王(カズィクル・ベイ)」によって空間に大量の杭を出現させ、敵を串刺し。
攻撃範囲は半径1kmであり同時に出せる杭の数は最大2万本。敵は死ぬ。
楽しみであったカルナさんとヴラドさんの対決。アタランテも居るよ。
ただアタランテさんは矢をはじかれてばかり。
アニメで見ての通りヴラドさんの「極刑王」は攻撃だけでなく色んな事に応用できる。
攻撃手段から防壁に足場に退路封じ、そして敵を追い詰める波状攻撃。
普通は物量に追い詰められて串刺しなんですがカルナさんは鎧がある。
日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ・クンダーラ)は杭を撥ね退け…
自分を貫きかねない攻撃は魔力放出で全て焼き尽くす。
そう、みんな知ってるけどカルナさんはとんでもねえサーヴァントなのだ。
これはまだまだ一端でアポクリファではもっと凄いところ見せてくれるので楽しみです。
ただし燃費が悪い。
この辺は会話の流れが変わってましてヴラドさんが燃費の悪さを見抜いたみたいになってますが
原作ではカルナさんがマスターを気遣うような発言で解説されているのだ。
カルナさんがこのような魔力放出を10秒もすればマスターは命を落とすという。
一応は時計塔で一級講師であり凄腕の魔術師なんですけどね今回のマスターは。
施しの英雄をフルスペックで戦わせられるマスターは限られるのだ。
アキレウスの宝具「疾風怒濤の不死戦車」。
その神速でただ疾走するだけで戦場を蹂躙する恐るべき宝具。
その戦車もアヴィケブロンのゴーレムによって見事に封じた。
だがこの時点で戦車から降り立つことで発動する宝具「彗星走法」が効果発動!(常時発動型)
この時のアキレウスの速度を捉えることができる英霊は限られる。お前宝具持ちすぎだ!
アニメ8話まででアキレウスは戦車、走法、不死身、と3個の宝具を披露
しかしながら、まだいくつか宝具を持ってます。
なんでそんな宝具豊富なのか?アポマテによると最初は候補から絞る予定だったそうです。
でもある人(N・K氏)が
「宝具山盛りの超強力サーヴァントでいいんでちゅよ?」とアドバイスしたそうな。
アキレウスとケイローンの対面。
あれほど勇ましくも荒々しい快進撃を続けていたアキレウスが大人しくなるのが面白い。
驚愕の表情から丁寧な受け答えから師匠への尊敬の念がよく伝わるのだ。
ケイローン先生はアキレウスを甘いと指摘してます。
わざわざそれを指摘して戦闘を促すケイローンも弟子には甘い。
一方的に教え子を倒してしまうのも後味が悪いですからネ。
まさか回想でショタのアキレウスが見られるとは思いませんでしたよ。
ジークくんが助けたホムンクルス。この人の名はトゥールさん。
もうそろそろ名前で呼んでもいい頃であろう。
魔術回路は乏しいけど戦闘能力と感応能力に優れた指揮官である。
アポマテにもちゃんと設定があって活躍もするホムンクルス組の一人である。
数多いけど簡単に命を落とすホムンクルスに関しては本当にかわいそうと言うしかない。
ちなみにアニメで描写されるかはわからないけど原作ではこの戦場にジャックちゃんも居る。
目的はホムンクルスの兵隊。何をしてるかはきっとみんなの想像通りであろう。
おしどり夫婦の雰囲気が出てるシロウとセミラミス様。
まるで亭主を見送って帰る場所を見守る良妻のようである。可愛い。
ちなみにシロウの持つこの刀はシェイクスピアによってCランク相当の宝具となっている。
加えてシロウの出撃に関しては7話で集まった時にやめとけって言われるシーンが原作にはある。
これはアキレウス達がシロウのこと現世の人間だと思ってるからなんですが
FGOのこともあってそれはくどいと思ったのか省略されてます。
シロウの俺発言とか気圧されるセミラミス様がアニメで見られたので満足です。
遅刻したモードレッドと獅子劫さん。
今回は短い登場ですけど出てくるだけで場の雰囲気の変わる二人。
これから戦場だというのに二人共めっちゃ楽しそうでござる。
面白すぎる掛け合いも見れてやはりこの二人は最高にすぎる。
アストルフォは宝具の真名開放を躊躇っている。
無論、ジークくんの仲間たちを気遣ってのことである。
彼はもう彼らを電池として食い物にするの「やらない」って決めたから仕方がないのだ。
現状でやれるだけのことをやって頑張るのであった。
ジークくんとの出会いがアストルフォに変化をもたらしている。
セレニケさんも冷静ではいられない。そろそろ爆発する頃合でござる。
スパルタクスの圧政タイムはじまるよ。
赤ではキャスターに唆されて突進。
黒でもキャスターに説得されて突進。
本人が笑顔で生き生きとした戦いをしているのがせめてもの救いか。
どんどんサーヴァントも増えて戦場はどんどん混沌としていきます。
これが聖杯大戦の序盤における山場と見せ場なのである。
敵を求めて彷徨うフランちゃん。怪しい神父に出会う。
燃費がいいので自由に暴れられる、ちゃんと思考もできるフランちゃん。
普通ならマスター相手に負けることはないが…どう見てもフランちゃんのピンチ。
小説で追ってた時もやばそうな雰囲気を感じてましたがアニメも負けていないのだ。
フランちゃんの安否が気になる引きで熱い決戦はまだまだ続く。
今回の8話は多くのスタッフさんが頑張ってくれたようでお疲れ様でした。
9話もまた必見ですのでよろしく楽しみに待ってます。
天草の信念は鉄よりも硬い