漫画版『Fate/Apocrypha』第5話感想 黒のセイバーと赤のランサーが激突。ジークフリートとカルナが互いに想起するのはかつての宿敵との神話の戦い
コンプエース2016年12月号より
ルーラーとしての役目を果たすマルタさんマジ聖女
今回は冒頭よりルーラーというものがどういうクラスなのかという説明から入ります。
ざっくり言うと聖杯戦争で世界に何か影響が出そうだなと思ったら聖杯が用意するクラスである。
故にサーヴァントが通常の倍も限界しているアポクリファでも既にそのケースと言えるわけだ。
聖杯戦争がちゃんと進行して無事に終わるように守護してくれる存在なのだ。
聖杯戦争を利用して世界をやばいことにしそうな奴はFakeのジェスターさんがわかりやすいよね。
普通の魔術師ならば求めるのは聖杯だけで世界あんてどうこうしようとは思わない。
それに基本的に秘匿を旨とする人たちなので世に混乱を招くような意思もない。
だから別にルーラーが居ても居なくてもやることは変わりない。
普通に聖杯を求めるだけならばルーラーをわざわざ排除する必要も無いのだ。
そんなルーラーをあえて真っ先に始末しようとする赤の陣営。
カルナさんを派遣して襲わせるとかどれだけ本気かわかるというものだ。
大英雄の強大な力がこんな緒戦で炸裂するのかというその時、乱入者あり。
ところでジャンヌの聖パイがすごくてどうしてもそちらに目が行くのだ。
カルナさんを攻撃したのはジークフリートとゴルドさんだ。
ポーズまでキメて自分の立ち位置をアピール
それもこれも自分がジャンヌの味方だよってことでカルナさんを二人がかりで倒したいからだ。
そんな目論見だったのだがジャンヌはそれ(ジャンヌの命が狙われている)と
これ(ゴルドさんのマスターとしての戦い)は話が別ということで事態を見守ることに。
計算が違ってゴルドさんも青筋立てておこである。
追い打ちとばかりにカルナさんからも一言
ゴルドさんは戦略を誤ったネ。
狡賢くルーラーを利用するのならばジャンヌとカルナさんを戦わせて消耗するのを待っても良かった。
ただしカルナさん並大抵の英霊ではないのでホントに一撃で終わってた危険もあるけどね。
ゴルドさんの最大のやらかしポイントは無論のこと「お前は喋るな」でしょうけど
この後も色々とやらかして成長していくので乞うご期待。
何はともあれカルナとジークフリートの戦端が開かれる。
そしてジークフリートの目を見てアルジュナを思い出すカルナさん。
当時はビジュアルが無かったけど今だとこういう描写ができるのがコミカライズの良いところです。
並々ならぬ英霊同士の激突はお互いに驚きと興奮をもたらしていた。
カルナさんも驚くジークフリートの防御力の高さこそ宝具「悪竜の血鎧」の効果
Bランクまでの物理攻撃及び魔術を無効化。
Aランクの攻撃でもBランク分防御数値を差し引くことが可能。
とんでもない宝具だがそれにダメージ与えるカルナさんも大概である。
ジークフリートもまた自分にダメージを与える存在を前にして胸を高鳴らせる。
二人だけの戦場が出来上がり、互いに殺し合う英雄たちの姿がそこにはあった。
これが聖杯戦争だ。でも聖杯戦争はサーヴァントだけの戦場ではない。
おそらく次号ではマスターも頑張っちゃうぞ。
というわけで聖杯戦争名物?の緒戦はセイバーvsランサーでした。
始めて目の当たりにしたマスターがその光景に圧倒されるのもお約束。
さあこれからジークフリートさんとゴルドさんの勇姿を焼き付けよう。
ゴルドさんのいわゆる「自鯖は最強ガッツポーズ」で腹筋が駄目だった