【Fate】奈須きのこ先生の書くカルナさんは言葉の切れ味が凄まじい
あの人言葉選びも言うべき言葉も言わないからナチュラルに喧嘩売ってくるタイプだったの思い出したのだわ
きのこだったからとくに棘があるように感じた
菌糸類の出すカルナさんやたらドスが効いてるからな……
「余計な世話だ、口にするな。正しい人間を見れば、敵であろうと気にかけるのは貴様の悪癖だぞアーチャー。いさめる相手を間違えているのはそちらだ。正義という集団秩序を善しとしておきながら、お前は弱者の味方であろうとする。その矛盾に気づいているか、弱き者よ」
ドスというか、言葉のナイフのキレがすごいよね。
急所をついてくる感じ。
きのこ以外と作家だと他人が作ったキャラで他人が作ったキャラを毒舌で刺すのは結構勇気がいると思う。
まあ、要は「オマエみたいな非常に徹しきれない優しいヤツがなんで正義の味方なんかやってんの?」って感じだから(それにしたって切れ味凄いけど)。
それはそれとして普通に煽ることはあるけど
根っからの煽りな場合は相手を対等な相手として認めたってことでもあるから、武人鯖にはまたとない称賛ではある。
ここは普通に戦ってみたいとか思って煽ってそう
貧者の見識は相手の本質は見抜くけど、そこに至った経緯まで読み取れる訳でもないからなのかな。
相手の大事にしてるものは分かるけど、じゃあなんで大事にしてるのかは微妙に掴みかねてるイメージがある。
そこはまあ時間を超えて見渡せる特殊な千里眼でもないとね
まぁ余りにも見えすぎるようなのだともはや妖精眼レベルだしな……
メリィを最終再臨まで出来ている事は分かってても、それに至るまで幾つのイアソンを食わせたか分からないみたいな?
自分がわかるせいで相手がわからないのがわかわないのでは?
わかる人とわからない人の断絶は深い
現実でも差が開くほどコミュニケーション事故が起きるのに、ましてや妖精眼などで見えてしまっているなら・・・
実際カルナさんは分かってなかったからジナコにちゃんと最後まで言わないと相手に伝わらなくて勘違いされちゃうよと教えてもらった時の反応がこれだしね
・きのこ以外の型月作品
・きのこ作品
(どちらが良いとか優劣だとかそういう話ではなく)この2つやっぱりストーリー展開とかキャラクター、文章で大きく違うなってのは読んでて、あるいはプレイしてて肌で感じるのよね
例えば上に話出てるカルナさんなんかも、きのこカルナさんと、それ以外の方のカルナさんだとどちらもカルナさんではあるんだけど、ぶっちゃけ別キャラかってくらいに印象の差があるというか
きのこカルナさんはツンデレみが増してるよな
うーん、これはインドの切れたナイフ
カルナを自分で書く時は「言い過ぎてない?カルナに酷いこと言わせていると怒られない?」ってビビりそう
でもカルナって言葉だけで取ると酷いこと言うしな……となる
そんな語彙に切れ味のあるカルナさんがみんな好きなのである。他のシナリオライターさんが遠慮しちゃうのも無理からぬ話。なのできのこ先生が背中を押すわけでござるな。
cccのどこかで言ったセリフがエミヤオルタにグッサリ刺さるものってきいたなぁ