TVアニメ『Fate/Apocrypha』第11話感想 忌まわしき伝説を受け入れるくらいなら敗北を選ぶヴラド三世と、どのような手を使おうとも大聖杯と勝利を手にしたいダーニック
その男はすごいことになっていた
異形と化したスパルタクスさんをジャンヌに押し付けるアタランテ。
してやったりといわんばかりのアタランテの顔が可愛い。
まんまとやられたジャンヌのちょっと!っていう声も可愛かった。
11話の放映と同時期にFGOのネロ祭エキシビジョンにもスパルタクスが来ていたのも面白い。
多くのマスターはもうスパルタクスさんに心地よい痛みを贈ってあげた頃でしょうか。
モードレッドとジークの戦いは見た目いい勝負。実際にもいい勝負。
お互いにボロボロなのが戦いの激しさと伯仲した実力を感じさせる。
ただしこの時はいい勝負だけど今後はどうなるかわからない。
ジークはまだ最初ということで戸惑ってたりするけど慣れてくれば話は別。
2回目、3回目と続けば自分を上回るのではという感じの分析をモードレッドはしている。
もっともマスターの頑張り次第ではどうなるかわからないのが聖杯戦争。
モードレッドの心中とか詳しく知りたい人は原作がオススメ。
省略されている獅子劫さんとモードレッドの会話とかも確認できますよ。
騎士王の侮辱云々は、要はモードレッドの宝具は父上に致命傷を負わせた剣であるわけで
そんな宝具を食らって生き残るとかありえない許せねえ!ってわけである。
ヴラドさん凄まじく強い
領地ならば2万に及ぶ杭を自由自在に操れる。応用力もある。
知ってはいてもアニメでここまで使いこなすの見てるとやはりすごいという言葉しか出てこない。
杭のトルネードとかもやってのけそうな勢いですよ。
カルナさんをも追い詰めるスゴさ。ただしカルナさんも凄い英霊なのである。
ここのヴラドを国そのものとして、カルナさんがそれを相手取ると豪語するの好きなんですよね。
ヴラドさんの領地で戦うということは四方周囲の全てが敵であると言ってもいい。
だがカルナさんにとって全てが敵というのは慣れたものであった。
杭を燃やし尽くしたはいいが実はこれシャレにならない状況。
だけど涼しい顔しているカルナさんカッコイイ。
8話のときの炎と異なり、今回のカルナさんは自分の体内にも魔力放出で炎出してます。死にます。なんで耐えたかというと、根性です。 #アポクリファ
— 東出祐一郎 (@Higashide_Yu) 2017年9月9日
カルナさんの最大の武器、それは意思の強さ
疵獣の咆吼
解き放たれて大暴れしたスパルタクスさん最期の時。
溜めに溜めて放つ最高のカウンターパンチ。
アニメで見ると範囲とかすごいなーという純粋な感想が出てきました。
シェイクスピアがスパルタクスのこと解説してくれましたが
スパルタクス自身の心中とかも小説では書かれていますよ。
どれだけ醜く変貌しようともスパルタクスはただ己の生涯を叛逆にのみ捧げるのである。
勇を見せるアストルフォもいい
ちなみにマスターであるセレニケさんは当然この発言とか行動も見ておるのじゃ。
我が神はここにありて
スパルタクスの宝具巻き込まれることになる人々を守るジャンヌ美しい。
この決戦参加におけるジークの行動とジャンヌの行動が原作とで違うんですが
このジャンヌの宝具開放シーンでうまく合流して原作と同じ流れに戻ってきたのも面白い。
スパルタクスの一撃で事態は動いてカルナさんとヴラドさんの戦いもお流れに。
大聖杯強奪にはミレニア城塞の破壊というプロセスを挟む予定だったと小説では語られてるんですが
スパルタクスのおかげで赤の陣営はその手間が省けたというわけである。
今こそ真の目的を果たすために赤のサーヴァントたちは空中庭園に集う。
撤退する前のカルナさんがふって炎を飛ばす攻撃なんかいいよね。
大聖杯強奪
一転してピンチになるユグドミレニアのみなさん。
ダーニックさんをはじめとして、それぞれ一族のために動き出す。
姿が見えないけどゴルドさんはこの事態に慌ててはいますよ。
意味ありげなセレニケさんはとりあえず怒ってます。
戻ってこいって言ったのに戻ってこないしスパルタクスからも逃げなかったからねあの子!
空中庭園での戦いはこうして映像にされると乗り込むところからして面白い。
アヴィケブロンさん敵地でもゴーレムそんな簡単に調達できて便利だなって思ったのだ。
うまく言えませんが空中庭園での戦いってオンラインゲームのダンジョン感がある。
余談ではありますが、『Fate/Apocrypha』ってもとはオンラインゲーム企画だったのだ。
カルナさんってばヴラドさんを怒らせてるんだからー。
これカルナさんは善意で万全になるまで待つよ?って言ってるようなものですね。
まあ仮に誤解なく伝わってもヴラドさん怒るのは変わりないでしょう。
カルナさんが「お前は俺が倒す」って言うところ滅茶苦茶格好良かった。
「護国の鬼将」が切れたので必然、全ステータスがダウン中。 #アポクリファ
— 東出祐一郎 (@Higashide_Yu) 2017年9月9日
ヴラドさんが急にカルナさん相手に善戦できなくなった理由はこれです。
空中庭園はヴラドさんの領地ではないのでステータスにボーナスがつきません。
加えてルーマニアでもないので知名度の補正も受けられない。
更にルーマニアではない場所だと別の知名度補正が英雄としてのヴラドさんの足を引っ張る。
もはや戦意のみでカルナさんとなんとか戦えている状態。このままでは負ける。
しかしながらヴラドさんには手札がまだある。絶対に切りたくない忌まわしい奥の手が。
ダーニックの切り札
ピンチだけどあくまでも冷静に戦況を観察して逆転を狙うダーニックは強者の貫禄。
ヴラドさんが持つもうひとつの宝具、彼の聖杯にかける望みと合わせると自ずとわかる。
あのワードすら口にしないし鬼気迫る表情でどれだけその宝具が嫌なものかわかろうというもの。
ヴラドさんには悪いけれど忌まわしき姿がどうなるのかは楽しみにしてます。
ダーニックが切り札を使うところまでいくかと思ってましたが次回にお預け。
それにしてもヴラドさんの怒りを目の当たりにしても平然と受け答えするダーニックですよ。
最後のランサー呼びといい、初見の人でもこの先どうなるか察してしまうであろう。
次回も色々と必見です。
宝具使うなよ?絶対使うなよ!?
了解!ファイナルフュージョン承認!(令呪)