漫画版『Fate/Apocrypha』第41話感想 ジャンヌ・ダルクが現界するにあたって憑依したフランス人の少女が見守るのは一人の少年と聖女の物語
聖女ジャンヌ・ダルクの生涯
村娘が旗を手に取り救国への道を歩み、そして国によって生涯を終えるまでの話。ダイジェストとはいえ壮絶な人生である。これは夢…サーヴァントは夢を見ない…これを見ているのはレティシアでした。ジャンヌ・ダルクが現界するにあたって憑依した依代の少女。その少女が夢を見ているのをジャンヌが視ている…これも特殊な召喚の形ならではですね。輝かしいものを視たレティシア
もしも同じようなことになれば自分もジャンヌと同じことをしたという少女。これを言える娘だからこそジャンヌ・ダルクの器となれたのでしょうね。そしてレティシア自身も自分に宿った聖女の人格をごく自然に受け入れた。信仰心に篤い人はいつの世にもしっかりと居るのだ。同じ少年の事を思うジャンヌ・ダルクとレティシア
ジャンヌは未だに己の気持ちがわからないでいる。レティシアは今や仲間のために戦う道を選んだジークに憧れを抱いている。ジークに対する距離感には二人それぞれ別の物。しかし依代として繋がったことで互いに影響がある感情。ジャンヌはこれのせいで自分の気持ちに気が付くのはだいぶ遅くなるのであった。夢の中でケイローンの生涯を垣間見るフィオレ
夢の中で野を駆け抜ける感覚に心を躍らせるフィオレさん可愛い。しかもケイローンの夢を見られるのだから別の意味でも昂るというもの。ちなみに魔術師はサーヴァントの夢をみないようにもできるのです。ケイローンとアキレウスの確かな絆
こうして見るともはや我が子も同然。聖杯大戦でケイローンと初めて対峙したアキレウスの動揺もわかろうというものです。もっとも二人は折り合いをつけてしっかりと戦う道を選んだのですが…心優しいフィオレ姉さんはそうもいかない。親と子を戦わせているという事実に心が耐えられない少女
ただでさえフィオレという少女は感受性が強く、魔術師らしからぬ心を持つ優しい少女。こうして事実を直視しては心へダメージを負うのは必然。難しく考えずにちょっとケイローンさんちのホームビデオを見せてみらっちゃったってポジティブに考えるくらいで丁度いいと思うのだ。というわけで英霊の夢を見る少女たちのお話でした。服を着てないとえっちですね。そしてギリシャ師弟の修行風景…綺麗すぎますね。もしかしたらケイローン先生がマスターであるフィオレには刺激が強いとしてフィルタリングしている可能性もあるかもしれない。
ジーク君、ちょっとあなたの彼女エッチすぎません?